07 本所ななふしぎ


size:253mm×208mm×13mm 52ページ

<作品の説明>子供の頃に聞いた「本所ななふしぎ」の絵本を古本屋で見つけ改装本にしました。今はスカイツリーや隅田川に架かる橋もライトアップされ華やかな川沿いも、江戸時代の夜は、こんな怪しい話が語られる暗い場所だったのかと。本の表紙は夜のイメージの和柄、帙は昼間の隅田川をイメージして桜と波柄、川に棲みつく河童も付けました。夜になると河童達「置いていけ・・・」と釣り人に悪戯するかもしれません。布・紙・和紙・ボタン・紐

<エピソード、制作時の事等>絵本の改装本なので、何か遊びや可愛らしさ、和の感じも出したく(物語は可愛く無いですが)隅田川に見立てた帙で本を包み、その川で遊ぶ河童を付けようと考えたものの、どうやって付けるか一番悩みました。河童も何匹か作ったので選び切れず栞紐にも付けてしまいました。授業で作って以来の帙も寸法出しに苦労しましたが、なんとか本を包む事が出来ました。

<自己紹介>途中で怪我するなどアクシデントもありましたが、今年3月無事に基礎を卒業しました。これからも自分のペースで色々な製本を学んでいきたいと思っています。

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2 コメント

  1. あさの実

    こうやって昔の本を改装して新しくするのは贅沢で、趣があると思います。昼と夜の隅田川をイメージして、落差のある雰囲気が夜の暗さを引き立てていますし、開いた窓(?)からカッパが覗いて見えるのも、トリッキーで素敵です。

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  2. 久米 由起江

    河童の人形が飛騨のサルボボみたいでかわいいですね。紺地に紋章のようなのが散りばめられている表紙も古の江戸という感じが出いてとてもいいと思います。

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