17 源氏物語色辞典

size:W105mm×D5mm×H148mm 20ページ
<作品の説明>
この時代、季節に合った色の布を使用することが教養のある者とされていました。物語の中に出てくる着物は季節や行事を反映しており、人も自然も一体化する ようにカラフルであったと想像します。襲「かさね」という透けた素材の着物を上から重ねることで、その下に着た物の色を透けさせて柔らかい色に見せたりも していました。作品ではその襲に注目し、各帖に登場する着物等をイメージした色紙を透かし和紙でくるみました。
<エピソード、制作時の事等>
当時のことを思い浮かべながら作業をしていましたが、時代が遠いだけに本当に見ることができないのがとても残念です。
※参考文献: 吉岡幸雄 著 源氏物語の色辞典
<自己紹介>
普段は製本とは関係のない仕事をしています。切ったり測ったり綴じたり貼ったりしている時の「作っている」という実感が好きです。

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4 コメント

  1. 会場コメント

    色彩感覚に心踊らされる

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  2. 会場コメント

    透けたページがとても丁寧に作られていて奥ゆかしいです

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  3. miyakemiyuki

    ステキな和紙がふんだんに使われていて紙だけで源氏の世界が表現できているなとうっとりしました。表紙のシンプルさが和綴じの美しさを強調しているようでした。

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  4. 会場コメント

    とても繊細で品がありますね

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