20 Ushinawareta Katujitati

□作品の説明

綴じに本の形と篆書の「本」の字を象った和装本2冊と、糊を使わない製本を応用した1冊に、自分で古紙から漉いた紙を使って作りました。  素材;汚破損がひどいために破棄された単行本本文紙・見返しを漉きなおした紙(本文紙及び見返し、表紙、題箋の一部)、新だん紙、Dクラフト紙、染め和紙 楮和紙、麻糸、レース糸
□作品説明やエピソード、制作時の事等
当初、和装本2冊のつもりでしたが、せっかく習った糸綴じを使ってみたくなり、1冊追加しました。 かねてからの念願叶って、家庭用紙漉き枠を調達。厚さを変えたり、あえて元の活字の痕跡を残したり、元の見返しや染め和紙などを混ぜて漉いてみました。ただ、元の本文紙をちぎる時はさすがに後ろめたく、ごめんなさい、と言いながらちぎりました。
□作者アンケート
本の修繕ができるようになりたくて、習い始めた製本。汚破損で修繕することもできなくなり、ばらばらにされて、破棄された本の活用を考え、製本と結びつけ、今回の作品にしました。のどや背の修繕や破れの修繕に使う「くい先」をイメージした貼り込みもしてみました。表紙ボール紙で箱を作るのは、まだできないので断念しました。 作品作りをしてみて…アイデアはどんどん膨らむけれど、腕が全く追いつかない、アバウトな性格できっちり作れない、先は長いぞ、精進あるのみ、ということがよくわかりました。
Exhibition No.: 20
size: 170mm×125mm
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