49 お気に入りなのに、ごめんなさい

size: 153mm×112mm×15mm 192ページ

<作品の説明>
改装本スリップケース付き 素材:講談社文庫星新一著「ノックの音が」昭和49年7月24日発行 無線綴じ192ページ(ジャケット紛失、折れほぼ全ページ、背破損) 改装:角背、布装、糸かがり(16ページ12折)はなぎれ、しおり紐、 表紙芯材2ミリボール、ケース芯材1ミリボール 布:いちからつくるたびの藍染
<作品説明やエピソード、制作時の事等>
高校生の頃のお気に入りの一冊、星新一の「ノックの音が」。その大切な本が、本棚の隙間から落ちて、悲惨な姿に!。なんということ!ごめんなさい。 この本がこんな形で見つかったのは、きっとコンクールに出しなさいという天のお告げ。ページを一枚一枚水洗いして折り目をのばして折丁を作り、糸かがり、心を込めて修復しました。 表紙とケースは「いちからつくるたび」のとっておきの藍染です。
<作者アンケート>
お気に入りの一冊は、オリジナルの姿で大事に書棚に保管しておきたいものです。でも、子どもの頃に買った本など糊が劣化したり、本の形が保てないものも少なくありません。 そうした本を修復したいというのも製本を習うきっかけの一つでした。今回は、本読みにあるまじき不注意で悲しい姿になってしまったお気に入りの一冊を、末永く大事にしていくと約束する気持ちを込めて修復しました。
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