01 くろゆり伝説


size:195mm×70mm×40mm240ページ

<作品の説明>基本はコプト装ですが、背で遊んでみました。「呪い」であり、「想い」でもある背文字をご覧ください。
本文に張り込んだ「黒百合伝説」は、ネット等で探すと中途半端な話が多いので、オリジナルエピソードを加筆・修正し、再構成しています。
あまりバランス感覚が良くないので、本文の張り込み方がなんだかなーになってしまいましたが、1枚に1文を基本に文章を構成しました。

<エピソード、制作時の事等>“コプト装の背で文字遊びをすること自体は、昨年の暮れに発想していましたが、準備が大変そうで制作はのびのびに。コンクールの題を見て、これなら温めていたアイデアがつかえるゾと、すぐに設計図を描き始めました。
制作はゆがみとの戦いに次ぐ戦いで、7回作り直しました。
このサイズにしたのは、扱いやすいということもありますが、ゆがみを目立たなくさせるためでもあります。
本文は花の濃紫、表紙は山野草の緑、遊び紙は残雪の白のつもりでしたが、見事に紅芯大根のような色になってしまいましたwww
実は、遊び紙にホットペンで文字を入れる場所を間違えています。

<自己紹介>元は、晴海時代からコミケに出ていたオタクで、ある希少ジャンルではコピー同人誌を和綴じで(160冊以上)つくっていました。マンガも小説も描いていていたので、製本も自分でやりたいと思いながら、果たせないうちに同人誌を卒業。現在は、地元のカルチャースクールで、6年ほど製本教室に通っています。体系的に学んでいるわけではないので、邪道なアレンジをしがちです。

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6 コメント

  1. ひだい

    かがりが模様(文字)になっているというのがおもしろい。意図の赤紫と表紙の黄緑の対比も鮮やか。全体的な仕上がりも丁寧です。それだけに中身の乏しさが惜しい。無理に全ページに割り付けず、いっそ最初か最後にまとめてしまってもよかったのでは。その方が「背で遊ぶ」という部分をはっきり打ち出せるように思います。ともあれ、シリーズで何冊も作って棚に並べたら、なかなか壮観になりそうですね。

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    • sekka

      ご指摘ありがとうございます。
      自分に課した一文二行までという縛りが、まさに呪いとなってしまいました。
      本文用紙に厚手で濃色の和紙を選んだ段階で、割り切るべきだったなと、自分でも思います。背文字シリーズは、進化系も設計図を日々頭の中で更新しているので、お見せできる機会があればいいなと思っています。

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  2. 会場コメント

    背のランダムにかがる「すばら技術」でした。アイデアにも驚きます。

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    • sekka

      コメントありがとうございます。驚いていただけで、本望です。

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  3. 会場コメント

    背がすごいです。色合いがとても好みです。

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    • sekka

      コメント、ありがとうございます。紅大根色と命名しました。

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