57 源氏香図帖

size:W102mm×D6mm×H142mm 56ページ
<作品の説明>
江戸時代に流行した「源氏香」という組香(競技形式で香りを聞き分ける)。5種類の香りの52通りの香りの組み合わせに源氏物語54帖の最初「桐壺」と最後「夢浮橋」を除いた52の巻名があてられています。その組み合わせを図案化した源氏香図は古くから工芸品の文様として用いられていますが、その古典文様とは思えないモダンな幾何学模様に魅せられて和綴じ本の香図帖を作ってみました。
<エピソード、制作時の事等>
52のパターンを一冊にするとページ数が多く厚みが出るので、薄くてプリンタにもかけられる和紙を探しました。(小川和紙のコピー用紙を使用)。時代を考えると文字の書体は毛筆書体を選びがちだと思いますが、源氏香図の直線的な幾何学模様に合わせてあえてゴシック体にし、表紙も含め、和のテイストを保ちながらも現代的でクールなデザインになるように装幀しました。
<自己紹介>
豆本の制作、製本のワークショップなどを細々と行っています。でもまだまだすべての面で未熟な私。若造ではありませんが。製本の世界は奥が深くて一生勉強です。

スキル

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2 コメント

  1. miyakemiyuki

    すっきりしたスタイリッシュなデザインがクールで好みです。色のついた香図が映えますね。

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  2. miyamame

    図柄のカラーがとてもきれいと思いました。
    源氏香の図を黒で表した作品が多かったので、
    とくに印象的でした。

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