size:W160mm×D55mm×H160mm 652ページ
<作品の説明>
箱:縦160mm横160mm高さ55mm、
箱素材:金蘭、OK ACカード
本サイズ:天地50mm左右50mm厚さ10mm、ページ80~84ページ、8冊
本素材:タイシルク、OA和紙 古代紙 古代生成、千代紙、麻糸
源氏物語・与謝野晶子訳「帚木(上下)」「夕顔(上下)」「若紫(上下)」「葵(上下)」青空文庫
<エピソード、制作時の事等>
今回は豆本にチャレンジしました。
平安時代の遊び、貝合わせをイメージしました。豆本を上下分冊にして、題箋を下に隠し、神経衰弱のように、2つだけ表にして、上下巻でペアにして遊びます。
見分けがつかないように作る必要があるため、厚みを揃えるべく、文字数が同じくらいのお話を選びました。
形が正方形なのは、藤原定家が作ったという源氏物語の青表紙本を真似しています。青表紙本は粘葉装らしいですが、コンクールでは糸綴じがお決まりなので、裂帖装に変更してます。
裂帖装は折丁は奇数で構造上、5折が限界。この制約に合わせて、16頁の折丁を5折で1冊、上下巻で計160頁に1話を収めるという作業でほとんどの時間を費やしています(泣)。
ゆえに、たくさんは作れず、ゲームとしては、ショボくなってしまいました。
苦労、その2は、箱作り。本が地味なので、箱をゴージャスにしたくて金蘭を使いました。この金蘭が木工用ボンドでは着きません。最近出回っている、縫わない裁縫用のボンド「貼り仕事」を使って、アイロンをかけながら貼り付けました。黒いボード紙は強力両面テープで貼ってます。
印刷のズレや、数時間届くのが遅くて使えなかった見返し紙など、リベンジしたいところです。
<自己紹介>
出来るなり提出したため、まだ豆本合わせをして遊んでいません。表紙が浮いてバレバレなんじゃないかと思います (・ω<)ゝ
貝合わせをイメージした箱に豆本を入れる組み合わせがおもしろいと思った
玉虫の表紙が源氏っぽく豆本の仕上がりも丁寧
とっても可愛らしいです。貝合わせというアイデアや多角形の函、見返しの着物柄のような紙など、女の子が好きなものが詰まっている感じですね!
貝合わせからの豆本合わせ、発想がとてもステキだと思いました。実際に遊べるところもすごいです。
見あわせの発想が素敵。