05 おむすびころりん 未来へころりん


size:244mm×168mm×4mm 20ページ

<作品の説明>民話「おむすびころりん」は、偶然からおむすびが人間世界とネズミの世界をつなぐお話ではないかと思っています。
表紙(ちぎり絵をやっていた亡き祖母から引き継いだ和紙使用)の穴から、しおりのおむすび(大切なもの)がころりんして、新たな世界・楽しい未来の世界(いせ辰の千代紙で表現)につながっていきますように願いを込めた日記帳を作りました。
おむすびは未来へ伝えていきたい大切なことや思いの象徴としてしおりの先に付けました。
中面おむすびの絵柄は消しゴムハンコを制作して頁に描きました。

<エピソード、制作時の事等>おにぎり(おむすび)が大好きなので、題材はすぐに決まりましたが、それをどのように本に表現すればよいかはとても難しかったです。
民話に描かれた、おむすびが穴に入ってころころ転がる場面を思い浮かべて、本に穴をあけてみてからは作品のイメージができました。
また、和本にひもでしおりをつけることはないとは思いましたが、どうしてもおにぎりを穴から通したかったので裏表紙になんとか付けました。
まだ始めたばかりですので、様々な方法を学んでもっとイメージどおりの作品が作れるようになりたいです。

<自己紹介>普段からイラストを描いてポストカードなど手づくりしております。
最近はネット社会で手紙を送る人が少なくなり、なかなか絵を手にとってもらいにくくなってきたため、もっと色々な方法でみなさんに絵を見てもらえるようになりたいと考えていた時に製本と出会いました。
これから勉強をしていく中で、しっかりと技術を身に付けて、自分なりの新しい作品づくりをしていきたいと考えております。

スキル

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コメント1件

  1. ひだい

    発想はおもしろいし、かわいい。ただ、日記として考えると、使い勝手が気になります。むしろ「見るための本」に振り切って、途中からも穴を開けるなどのギミックを仕込んだ方が作者の長所が活かされたのではないかと思います。和本にスピンをつけることには悩まれたそうですが、それがその作品に必要だと思われたなら、どんどん取り入れるべきです。せっかくの手製本、枠にとらわれていてはもったいないですよ。

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