□サイズ:本:天地195/左右130/厚み23/ページ数160p・別丁2p
箱:天地213/左右145/厚み34
□素材:思潮社現代詩文庫
□作品の説明:吉原幸子がオンディーヌ詩を書いていて、かの水妖譚の入り口になった事を懐かしく思い出しつつ、思潮社の詩集、文庫のほうにしたのは、本屋の片隅でいつでも迎えてくれた定番への感謝と、無線綴じの本を改装するのに挑戦したかったからです。学生鞄の片隅に放りこまれていたり、真夜中のラジオの隣に無造作に置かれていそうな現代詩文庫。何気ない親しみのこもった装丁にしたくて、こんな風になりました。フリードリッヒ・フーケの小説「ウンディーネ」も、ジャン・ジロドゥの戯曲「オンディーヌ」も、このオンディーヌが気がかりで追いかけるうちに出会ったようです。今でも「あの伝承ってどういうことなの?」と、本棚の間をさまよって、「魂なんてなっかったらいいのにね。」というささやきに衝撃を受ける人がいそうです。妖精を探して時の向こう側へどうぞ。