08 糸格子柄/ノート糸縞柄ノート

□作品の説明

製本を制作する時のアイディアや素材実験の記録をまとめるノートです。 製本作業で一番好きな「裏打ち」の工程を生かして風合いのあるクロスを作りました。本文は、テキスト用とスクラップ用のページを交互にかがりました。格子と縞でペアにしました。
□作品説明やエピソード、制作時の事等
「製本と私」というテーマから、自分が製本工程で興味がある部分をメインにノートを作ろうと考えました。  製本の作業工程の一つである「裏打ち」が好きで、自宅でも様々な材質の布を裏打ちしていますが、今回は、布以外の素材を使って布らしい風合いのクロスを制作しようと考えました。  寒冷紗、メリノウール糸、和紙を重ね、裏打ちで一体化させることで、質感のあるクロス作りを目指しました。  柄は定番である格子と縞に限定して、使う糸の太さ、材質、本数、和紙の薄さなど複数の組み合わせで実験をしました。  こういう実験は夢中になって、ついついバリエーションが増えてしまいますが、シンプルな組み合わせで落ち着きました。
□作者アンケート
製本に使う素材の組み合わせや加工方法をあれこれ考えるのが楽しく、その時間が「製本と私」なのだと思います。実際に生かせるか不明な素材実験を記録し、ページがうめつくされた時にノートは完成します
Exhibition No.: 8
size: 215mm×154mm×16mm 80ページ
スキル

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