size:W175mm×D15mm×H190mm 52ページ
<作品の説明>
いろいろな和紙を使い、水彩絵具で文字を描いた写本です。表紙は和紙と革の継ぎ紙風にし、一枚絵のように開いて見ることができる仕立てにしました。原本は「青表紙本源氏物語 幻」(新典社)。光源氏(52)が今までの人生を振り返る章です。
<エピソード、制作時の事等>
「自分の筆で文字を描くことで作品の世界に浸ってみよう」と思ったのですが、ほとんど解読不能でした。自分でも何を描いたかわかりません。それでも製作を通じて和紙の色々な質感や強さ、日本の仮名文字の美しさなどを感じ取ることができました。日本の和紙は書き心地がとても良いです。
大学の古文の授業を思い出しました。
ご自分の筆で古文かなを描くなんて……すごい。
更にただの墨でも紙でもなく、
色のある和紙に水彩絵の具、古文かなの取り合わせが
こんなにも目に楽しいとは思いもしませんでした。
写本するとは!源氏物語の時代にはみんなしてたんでしょうけど、荒行をなさいますね。青表紙本は能筆家が書いたそうですが、そのままの筆遣いで素晴らしいです。表紙は絵画のような完成度ですし、本文の和紙使いにセンスが光ります。
表紙の色合いがとても素敵です。和紙の手触りも心地良さそうです。実物を手にとって見てみたいです。
本文の美しいグラデーションや表紙の構成、すべてが和音をかなでるような本でした
和紙と皮との一体感
芸術性が高く、自分のこういう物が作れたらなぁ…と思いました。
表紙の継ぎ紙も和紙だけでなく、皮も使うなど工夫がよかったです。また、手書きの本文も流麗で色使いも素敵でした
これ大好きです。webで見て、実物を早く見たいと思っていた作品のひとつ。実物を見てやっぱり好きです。作品の素敵さもさることながら、中身から素材から、出来うることは全部自分の手で作るという姿勢にもとても共感できます。
表紙の金文字がよかった
タイトルの金文字が、一文字ずつ手でカットされたものだろうと伺って、呆然といたしました。表紙の色味・風合い、本文の手書きの文字、すべてが美しかったです。
表紙がまずきれい。柔らかな和紙に、少しだけ使われた革がよく利いています。中に使われた和紙も種類が様々で、見ているだけでも楽しい。四季の移り変わりとともに過去を回想する「幻」にも合っていると思います。本文もご自分で書かれたんですね。しかも水彩絵具で。……すごい。好き。次の作品も楽しみにしています。
中の文字も御自身で書かれているので少しだけ書くことにも興味があります
自作の作品を本に出来るのが気に入りました。手作りにふさわしいです。
和紙と革の継ぎ紙すてきです。
手書きの文章にびっくりしました。使用している和紙も美しいです。
書道の筆使いと色がとても美しかった。
表紙の素材感と手にとったかんじが好き。