size:144mm×263mm×83mm 664ページ
<作品の説明>アイヌ神謡集は、文庫版では見開きの左にアイヌ語、右に日本語の形になっていますが、これを違う形の本にできないか考えてこの形になりました。
左右の本が対訳になるよう、1ページの行数や全体のページ数等の設定をしています。
もう1冊の方は、もともとの昔話を左側の本、太宰治の「御伽草子」、芥川龍之介の「桃太郎」を「新・昔話」として右側の本に仕立てました。
夫婦箱はもともと作る予定だったのですが、2つの箱をまとめて置けるようにしたいというところから、引き出しとして出し入れする形を思いつきました。
<エピソード、制作時の事等>この形の本にしようと思いつくまで、かなり時間がかかりました。その後も左右を同じ厚さにするための設定にも時間をとられ、本自体が出来上がったのが5月後半という、かなりぎりぎりな制作になってしまいました。
夫婦箱も、箱に取っ手を付ける段階でいろいろ失敗し、取っ手を付けるのを諦めようかとも思いましたが、どうにか付けることができました。
<自己紹介>自分で考えたアイデアを形にするのは楽しいなぁ、と思いながら通っています。いろいろ失敗もありますが・・・。
造りがおもしろい。それでいて本としてきれいだなと感じられるのは、基本的な技術がしっかりしているからでしょう。茶系でまとめた箱と、赤・緑の表紙の対比も鮮やかでいいですね。箱にぴったり収まっているのも気持ちがよかったです。
引き出しの形がおもしろい。
函が棚になるというアイデア、真似したくなりました。
引き出しを引くだけでワクワクする。全体の完全度がとても高い。
ヒキダシの内が、更に夫婦になっていて更にその内に2冊!色味がおさえられていてしっとりしていて良かったです。
引き出しから向かい合った本が出てくるアイディアが面白かったです。ぴったりのていねいさも向かい合った本の内容も良かった。
ていねいで、きちんとつくられていると思います。
つい、引き出しをあけて、中をのぞいてみたくなります!
箱も本もしっかり作ってあり、私も技術を学んで作れるようにしなければ…と思います。
左右並んだ双子本、ケースを引き出しに仕立てるなどの構造が素敵でした。丁寧な仕事ぶりにも好感を持ちました。
本の合わせがおもしろく好きです。夫婦箱がきっちりおさまっているのもすごい。
とても丁寧で正確、美しい作品でした。アイディアをきちんとかたちにしていて素晴らしいです。
引き出しを見て思わず何だろうというインパクトのある仕上がりの二重に感動する作品です。ずっと家に置いておきたいと感じます。
箱がキレイで開けたくなりました。中身もすてきでした。
本に見えないのに本なのが面白いです。仕上がりもとてもきれい。
引き出しのように見えて実は「本」。意外性と完成度の高さを感じました。
一冊で2つの言葉が読めるのが面白かったです。引き出しからお話が出てくるのもすてきです。
とにかく美しいと思った。バランスのとれた作品です。全体的にしっかりとした設定の上に出来上がっていると思う。ほか、「アイヌ語」という点もすてきと感じた。