size:222mm×160mm×66mm 488ページ
<作品の説明>偕成社の『ふるさとの民話』シリーズから、私と夫の出身地の巻をそれぞれ改装しました。
表紙の素材は会津木綿とアイヌ刺繍(津田命子氏の書籍を参照)です。
娘が読めるようになるのはだいぶ先ですが、いつかこの本を手にしたときに自分のルーツを感じてくれたら…と思います。
素材/ファーストヴィンテージ、タントセレクトTS-1、会津木綿(株式会社はらっぱ製)、裏打ち済みクロス、刺繍糸、トナー箔など
<エピソード、制作時の事等>各工程でやり直しが多く、詰めの甘さを感じました。
「福島の民話・会津木綿」という構想はすぐに決まりましたが、北海道版は初めてのアイヌ刺繍に悪戦苦闘しました。
一見すると北海道版の方が華やかですが、福島県版の会津木綿は手触りや糸の色使いがとてもおもしろい布なので、じっくり見て触れていただきたいです。
2歳の娘の前で製本するのはなかなかスリリングでした(娘が、というより本が危ない)。
<自己紹介>都内の製本工場に勤務しています。
昨年度はDTP講座や応用レッスンを数回受けました。今回は、会津木綿を使うこと・昨年より技術的にいいものを作ることを目標に参加しました。
育児に追われて制作がますます疎かになっていますが、手製本はマイペースで続けていきたいと思います。
私の先輩の作品です。仕事・子育てをしながら作品展に出展するとは…感心しました。
布、リボン等のつかい方が良かった。
アイヌ文化は北海道在住の我々でもまだ理解が進まないという課題を抱えていますが、刺繍は若い後継者が出てきています。いいですね。