40 これぞ、製本と私

□作品の説明

製本を習い始めてから現在までを綴って本にしました。 全く同じ内容の本でも素材や仕立て方を変えると「本」の持つ雰囲気が変わります。 今回、表紙の付け方はほぼ同じで、背の作りを変えて2冊の本を作りました。 チェックの表紙の本は、本文紙に教科書などに使うような薄い紙を使って、本かがり。背の布をデニムにして、背ボールなしのドイツ装で仕立てました。 表紙の布は、レッスンの時によく着ていたシャツです。布が薄いので、芯材は2ミリボールです。 デニムの本は、本文紙にNTラシャ100kgを使い、山崎曜先生の本に出ているプララポルテ製本で仕立てました。 かがり糸を見せるデザインで、丸背にするので、一折りのページ数を減らし、折丁を増やしてあります 表紙の布はやはりレッスンの時によく着ていたジーンズです。布が厚いので、芯材は1ミリボールです。 (工房のどこかにこれを着た私の写ったポスターがあるかも・・) 箱は、つば無しの夫婦箱です。 製本を楽しんでいる「私」を少しでも伝えられたらと思います。
□作品説明やエピソード、制作時の事等
今回、箱を含めて、私が製本を習う中で大きなインパクトを与えてくれた仕立て方を選びました。 どれも、カリキュラムレッスンで習ったものではないのですが・・。 というのは、ある意味、最初の時に見よう見まねで作った仕立てばかりだからです。 最初に作ったときは、見本とずいぶん違うなぁ・・と思いましたし、夫婦箱は見事に閉めたら開かなくなりました。 久しぶりに作ってみて、作業の端々にレッスンで習った事柄が生きていることを感じることができ、ゆっくりゆっくり、レッスンを続けてきたことの大きさを感じました。 相変わらず、粗忽な失敗の連続でしたが、楽しく作ることができました。
□作者アンケート
「製本と私」というテーマをいただき、私の製本史?をまとめるしかないと思いました。 製本を習うにはどうしたらよいかと迷っていた頃…、紙をまっすぐ切るのもままならず、見返しを貼ればしわだらけ担ってしまった頃…。 先生方を始め、たくさんの人たちに支えられ、背中を押されてここまで来たのだということを強く感じました。 そして、本がますます好きになったのはいうまでもありません。 すべての方々に感謝を込めて、この作品を作りました。ありがとうございます。
Exhibition No.: 40
size: 205.208mm×150.153mm×12.12mm 52.6ページ
スキル

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