size:276mm×243mm×29mm 24ページ
<作品の説明>誰もが持っている「桃太郎」のイメージを覆す正悪真逆の「桃太郎」です。各登場人物の内面を表現するため、本文には心象風景となる挿画を描き起こしてもらいました。製本はシンプルに、それぞれの素材(模様)が意思を持っているようなものを組み合わせています。手に取り、箱を開け、本を開いたときに、何か別の感覚を感じてもらえればと思います。表紙:牛革 箱、見返し:新だん紙 本文:ヴァンヌーボ
<エピソード、制作時の事等>芥川龍之介による全く異なる解釈に引き込まれました。これが絵本になったらどうなるだろうかと構想、具体的な「桃太郎」を想起させるものはあえて入れずに、感覚的な表現のみにしました。装飾は一切無しという潔さも「桃太郎」らしく?のつもりです。
<自己紹介>本制作に多少は関わる仕事をしてきて、自分でも作りたいと思い製本を始めました。やってみたら表面ばかり見て構造がわかっていなかったと反省。レッスン生として長いこと居続けましたが、いつもところどころブランクができ、常に「一から」状態で技術は一向に上達していません。
大人の絵本で物語の雰囲気がいままでのイメージとは違う感じでおもしろかった。
今回、作画を描かせてもらったのですが。絵の入れ方が私の想像を超えていてすごい!!
製本や物語のマッチング、独創性、クオリティー
中身の迫力。とにかく開いて見てほしい作品かも。
大人向けの桃太郎だった。ちょっとゾッとする雰囲気がすてきでした。
黒い革の表紙に金箔押しが迫力があって良い。本文のデザインも作品の内容に合っています。
本文の挿画と文章のレイアウト、製本まで一貫した世界観があり、
言葉にならないなにか、ものすごいものを感じました。気迫でしょうか。
桃太郎のイメージとは全く違うのに、本として(抽象的な挿画を含め)しっくりと落ち着いて見えたことが不思議で惹かれた。存在感がある。
素材がいい。
とにかく美しくかっこいい作品。素材のひとつひとつにこだわりを感じました。
きれいでかっこ良いです。革装すてきでした。