size:W97mm×D16mm×H257mm 56ページ
<作品の説明>
上田秋成の歌文集「藤簍冊子」から、源氏物語について詠んだ歌を抄録しました。2ページ毎に観音開きになっています。
<エピソード、制作時の事等>
56頁一折中綴じという無茶なアレンジです。源氏物語には、そこはかとなくフランス文学の香りがする、ということで、表紙はフランス装に。でもやっぱり日本の古典だしな、ということで、和本の袋とじの雰囲気を取り入れてみました。
<自己紹介>
墓守のかたわら、製本にいそしんでいます。
本の選択からして、唸りますね。折った紙の美しさがフランス装で見事に表現されています。持った時の手に収まるサイズ感や紙のぬくもり、本文のデザインもいつもながらに秀逸なセンス。要するにこういう本が大好きで欲しいんですね。
綴じ部分であえて折らず、角背に沿うようにゆったりと本文を曲げるというとても気品のあるつくりに雷に打たれたようになりました。本当に美しいです。
手に取るとしっとりと手になじむ様子も読み手をおだやかな気持ちにさせてくれるだろうなと思います
文字のレイアウトが美しかった
毎年楽しみにしております。今年も美しい本文とたたづまいですてきでした。好きです。
文字が自由に表現されていて見ているだけで楽しめました
本文の和歌のデザインが美しいし、斬新でスタイリッシュなところが好きです
本文の余白や、りきみのないさらりとした作りに美しさを感じました。
手にとって、どうなっているんだろう?と次のページが気になりました。
デザインがすきです。
ひとつ折りとフランス装の組み合わせが楽しかったです。