size:160mm×120mm×50mm 336ページ
<作品の説明>樋口紅陽氏翻訳のアラビアンナイト、大正14年発行の書籍を修理・改装しました。
裏表紙のシルエットは正倉院の宝物・漆胡瓶(しっこへい)です。ササン朝ペルシアから伝えられた水瓶をもとに、日本で作られたとされています。中東で生まれ、西欧で広まり、1500年を経て邦訳されたこの物語と似ています。
<エピソード、制作時の事等>元の書籍は丸背が斜めに歪んでいて、本文も劣化が進んでいました。また、差し込みの別丁挿絵や裁断時のミスなどもあり、修理は気を使いました。
表紙の制作ではサイズ計測を繰り返し、1枚ものの表紙クロスをシルクスクリーン印刷しました。表面にポツンポツンと置かれている色は、チューブから絞り出して乾くとビーズになるCRYSTAL JAMという素材を使っています。函の内側のモコモコした紙はヴィヴェールです。
(6/17 素材の名前をBEDSJAM→Crystal JAMに訂正しました。同じJam*istの製品です)
<自己紹介>まるみず組DTP講座の講師です。表紙は5月の講座内容を応用しています。今回は好きな本を好きな形で制作できる楽しさを再確認しました。
箱の模様が印象的でした。箱から本を取り出せず謎のままなので。
自分と同じ「文庫本の改装本」だったので勉強になりました。
装丁がとても美しいと思いました。
文様が美しくデザインされていて良かったです。
よみがえった感がスゴイ!
シルクスクリーンがとてもきれいで、箱もすてきです。
表紙、ケースの装飾がステキ。見返しの用紙が本文と違和感がなくて良いと思います。
webで見てひとめぼれでした。実物もBEASJAMの立体感がアクセントになっていてかわいいです。
装丁の文字の雰囲気が好きです。
表紙のデザインがすてき。
表紙の絵がすてきです。中の本の古さがテーマに合っていてすごく良いと思いました。