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□作品の説明
- 息子が2歳児の時の保育園での連絡帳を製本しました。 本文はコピー用紙・表紙は布クロス・見返しは自作のエブル(マーブリング)・背は息子が生まれる前に買った歯切れの革・表紙のはめ込みはもとの連絡帳の表紙を切り抜いて使っています。
- □作品説明やエピソード、制作時の事等
- もとはコピー用紙に穴をあけ綴っていたものです。糸でかがるために、二枚を貼り合わせています。今まで読み返すことはなかったのですが、制作しながらこんなこともあったんだなとつい手が止まってしまいました。(当時は毎日書くのが煩わしかったですが写真では残らない日常の思いが顔を覗かせていました。)今回ページが前後してしまったのも、日々の忙しさに追われ日付や曜日を間違えているあの頃の自分と重なってしまいました。
- □作者アンケート
- 何でもないものを好きな形に作ることができる・・・手製本は本にするというだけでなく、自分の遊びを盛り込むことができるので、色々な素材や技法など、これを本にしたら面白いかなと、まだ形にもならない限りない妄想が頭の中を渦巻いています。それを一つ一つ形にしていく過程を楽しむのが私にとっての製本なのかなと感じています。
Exhibition No.: 51
size: 137mm×170mm×38mm 380ページ