size: 185mm×137mm×32mm 278ページ
- <作品の説明>
- 某学校の図書館で除籍された古い翻訳の実験本を改装しました。この本自体がまさに「面白い科学実験室」になるような仕掛けのある装丁を試みました。栞紐をほどけば表紙の実験で遊べるようになっています。前後の見返し部分にも実験できる仕掛けがあります。 日本語の翻訳版も1964年の古い本ですが、原著の初版はなんと1941年!レトロなイラストも素敵すぎるので表紙にあしらいました。外装は無残でしたが、最近見かけることの少なくなった貸出表とそのポケットはきれいなままだったので捨てるに惜しく残してみました。
- <作品説明やエピソード、制作時の事等>
- 最初は「とっておきたい本だけどボロボロなのできれいにしたい」という気持ちで始めた装丁でしたが、仕掛けを盛り込もうと思いついたら、試行錯誤しながらも楽しい製本作業になりました。
- <作者アンケート>
- 中高一貫校の理科実験助手として勤務し休日には子供向けの実験教室や科学の本の読み聞かせボランティアもしています。そんなわけで入手したお気に入りの一冊。愛蔵版と言える姿に生まれ変わって私も嬉しいのですが、見てくださったかたに実験の楽しさも伝わるといいなあ、と願っています。