size:218mm×160mm×20mm 22ページ
<作品の説明>
柳田國男「遠野物語」の世界を旅した写真集。
モノクロ写真を小川和紙にプリントして麻の葉綴じ。
袋とじの中には自分で染めて小さくちぎった和紙を貼り、写っていない何かが潜んでいる仕掛け。
表紙は小川町で購入したきなりの和紙に墨流し、裏表紙と見返しに杉和紙。
題簽は里紙をちぎった。
帙は、緞子に裏打ち、内側に和紙で縁取りした写真を貼り、立てて飾れるようにした。
<エピソード、制作時の事等>
青空文庫の柳田國男の文章が読みにくかったので、猫のエッセイや遠野物語の子供向け作品、京極夏彦のシリーズなど読みやすいものを探す中、やはり遠野物語にしようと思った時に、InDesignに取り組むもイメージができず挫折。
写真で表現できたら面白そうと閃いた。
表紙の墨流しがイメージ通りにできて気に入っている。
<自己紹介>
3月に基礎を終え、パッセと応用がいよいよ始まりました。
和と洋の写真集がいろいろ作れるように、勉強中です。
表紙の墨流しも、中の写真もカッコよすぎます。表紙のタイトル文字もいいし。素敵な作品!!
秩の構造も面白く、表紙の墨流しも美しく、写真も魅力的かつ白黒かと思いきや、袋の中から色がほんのり透けて、何かの気配を感じたりする遊び心と。とてもステキな作品でした。
作品を拝見しながら遠野を旅したときの空気感が蘇って、また行きたくなりました。
写真もとても素敵で全体の雰囲気に統一感がありました。
完璧な細工
シックな雰囲気にひきこまれるようでした。
写真で遠野を楽しめることがおもしろく、本の雰囲気、色あいがとてもきれいでした。