59 『木綿以前の事』(改装本)

size:168mm×130mm×34mm 310ページ

<作品の説明>
柳田国男の短編集。
表題にある衣生活のほか、女性と関わりの深い民俗学について語られる19章。
約40年前の文庫本を改装しました。
ささやかな庶民の暮らしをイメージしつつ、控えめな遊び心と彩を加えました。
シンプルな作りのものこそ丁寧に…を心がけつつ。
丸背くるみ製本、製本クロス、ペーストペーパー(見返し)、天小口染め、夫婦箱

<エピソード、制作時の事等>
元の本は、以前、実家の母の書棚で見つけて持ち帰っていたものです。
奥付のサインは昭和56年8月20日。
当時の母は30代半ばで、人生の大きな岐路にありました。
どのような思いでこの本を手に取ったのかなあ…等と思いを馳せつつ読みました。
70代になった母は、コロナ以降ずっと大人しく引きこもっています。
私も滅多に行けません。
コンクールから返却後、おうち時間のお供にこの本をプレゼントしようと思います。

<自己紹介>
手製本修行7年目。
まるみず組テクニカルレッスン(シルクスクリーン)担当講師、ヴォーグ学園「楽しい手製本」講師。
絶賛修行継続中。
毎年書いている「ほのかに色気が感じられるようなものが作れれば…というのも目標」も継続中。

 

スキル

投稿日

4 コメント

  1. そらまめ書林

    丸背の本をサクッと作れる技術力はさすがですね。ペーストペーパーも夫婦箱の柄も素敵です。

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  2. ひだい

    さすがの隙のなさ。ペーストペーパーもきれい&格好いい。手製本でどうしたらこんな色気が出せるのだろう。自分にはたどり着けそうにない。単に技術の問題なら努力できるけれど、多分、そうではないから。つくづくと見惚れるよりありません。

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  3. らくだ

    素朴ながら色合わせも柄も質感も仕立ても完璧で、とても美しかったです。丸背がきちんと丸くて、そういった一つ一つのことにうっとりしてしまいました。手におさまる宝石のように感じました。

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  4. 会場コメント

    改装本のお手本という感じのきっちりした仕立でさすが、と思いました。お母様お喜びになるでしょうね。

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