size:165mm×159mm×11mm 22ページ
<作品の説明>
〈用紙〉見返し:五箇山手すき和紙
中扉:シャイナー 本文:しこくてんれい 表紙:裏打ち済みクロス
〈かがり糸〉レース糸 綿100%
〈出力方法〉キンコーズセルフコピー
<エピソード、制作時の事等>
帙が本と一体となったら…と発想し制作しました。
作ってみた感想として、構造的には不可能ではありませんでした。
細かい部分として、表紙の組み合わせのところにもう一工夫できたのですが、普通に仕上げてしまいました。
工夫というのは、柱を表紙より少しはみ出すようにして、組み合わせる側の表紙にのせるようにするということです。
その際、両表紙同士の間をもう少し開けておくと、ぶつからず気持ちの良い重なりにできたと思います。
観音開きの表紙の左右にあわせられるように、本文をインデックス付きの段にしました。
和本のかがりは、硬い素材にあわせて二重にしました。
印刷の関係で今回は本文に和風の洋紙を使いましたが、和紙だともっと雰囲気がでたかと思います。
<自己紹介>
1年の基礎コースを修了し、今年から応用に入りました。
やりたいことがたくさんあり、頭がぱんぱんですがまだまだ基本を大切に、ひとつずつ進めていきたいです。
帙と本が一体になっているという発想は面白いですね。中身も名言集がインデックスになっているというのは見やすさも工夫されていて、実用的な面からもいいアイデアですね。
作りがおもしろいだけでなく、すっきりとして収まりもよい。和の柔らかさと洋の硬さがよい塩梅なので、この洋風の和紙で違和感はありません。
発想を具体的な形に落とし込み、さらなる改良を目指す姿勢に好感が持てます。作って終わり、ではもったいないですよね。
出典の書かれていないものがありましたが、これは前のページに同じ、ということだったのでしょうか。
ありがとうございます。表紙にボール紙を使った硬い仕上がりなので、感触として、本文はやはり洋紙で良かったと思いました。
柱の部分を一工夫しなかったことが、制作時に悔やまれたので、なにかの機会に再制作したいと思います。
出典は転載先のテキストについているものとついていないものがあったのを、そのまま使用しましたが、すべて取ってしまってもよかったかもしれません。
アイデアがおもしろいです。
ありがとうございます。開く動作を、少し省略できないだろうか…という、横着な発想(性格)から生まれたアイデアでした!
観音開きやインデックス付き段構造がとても見やすくて素敵です。
内容を決めたときに厚みが出ないことがわかったので、横でなく正面で閉じるようにしました。そうなると扉が2つになるので、右だけを開いた時、左だけを開いた時、全部開いた時の見え方に良いのは?と考えて、インデックス構造になりました。
本文が二つ折りになっているところや、小口がずれている所が、ユニバーサルな配慮でもあり(手の動きが不自由でも開き易い)、いいなと思います。
もちろん、仕立てのアイデアやコトバのチョイスも素敵です。
本文は和本のかがりにあわせて小口側を折りにしたのが、意図せずめくり易さにつながりました。
ことばのチョイスは、恥ずかしながら、ソースとしたサイトからそのまま拝借しました…。
観音開きの本は新しい。目次もついているので読みたいところにすぐ行けるのも新しく良いと思います。
ありがとうございます。観音開きの本が珍しいというのは、コメントを拝見して気づきました。小口を守りたいような本の場合には、あってもよいかもと思いました。
扉を開けるとスケジュール帳、素敵です。
ありがとうございます。昔実家にあったような、懐かしい住所録の様だなとも思いました。
言葉をモノ化していて意味の深い作品です。
実は図書館で本を3冊借りてみたのですが、読む時間がとれず、ざっと読んではみたものの内容が頭に入らず…一番心にささったのがネットで見つけた名言集でした。
今住んでいる武蔵野にゆかりがある方のようなので、関連の本を改めて読めれば。。と思っています。