63 雪國の民俗

size:263mm×190mm×35mm 276ページ

<作品の説明>
ボール紙 和紙 古い壁紙 変色したアンティーク刺繍糸を使って、「雪國の民俗」の改装本的な…何かになりました。

<エピソード、制作時の事等>
この初版本、売っていた古本屋は酷いし(個人情報が載っているからとカッターでページの文字を削って穴をあけている)以前購入したらしき人は面白いし(どういういきさつでこの本を古本屋で買ったかなどを達筆で見返しに記述)製本自体がなんというかもうかなりめちゃくちゃ酷い(針金でガンガン綴じた本文?前後に、ミシンでざっくり縫った折り丁を糊付け、一見角背上製本に見えて全くかがってなくクータもなく開き最悪で見えない画像多数、背のにかわ?が本文紙に浸蝕して、針金の腐食と相まってボロボロ…素敵な空箔押しの表紙は横目…etc.)理由が、挟まっていた詫び状で想像出来て、痕跡本とはまたちょっと違うのかもですが、本の素性が興味深く。

あと、これはもしかしたらなのですが、柳田國男と三木茂の共著の初版というだけでなく奥付けを見ると、三木の判が捺してあって。
1とペン書きされていて、三木氏への贈呈本なのかもしれないと、解体してから気がつく不覚。

そんなわけで、食い裂きなどで最低限の補修をして、にかわそのままで背には手を付けず、洋本は無理なので、章立てに合わせての和本分冊にしました。
目次や構成頁割り振りを見ると、何となく、図版と文章に分冊するつもりだったのかも…と思えたので、頁構成を変えました。
納めた帙は、タイトルイメージから漆喰のような雪のような感じにしました、元は見返しに合った版画を内貼りしています。
出版遅れてすみませんの詫び状も軽く留めています。

修復のプロが手を入れるべき本を、こんなにしてしまって非常に心苦しく。

色々すみません…。

<自己紹介>
ドールのための小さな本を作っています。
ドールの図書館を作るのが夢です。

 

スキル

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2 コメント

  1. そらまめ書林

    ひだいさんのコメントと作者の解説と自己紹介を読んで誰の作品かわかりましたが、確かに意外かも?帙のデザイン大好きです(^^) カッコいい!

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  2. ひだい

    作者名を見て驚きました。こういう作品も作られるのですね。いつもは繊細な装飾にばかり目を取られがちですが、技術・知識の確かさを改めて感じさせられます。お見それいたしました!

    返信する

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