15 改装 「復刻版 歐文活字」

size:167mm×131mm×46mm 84ページ

<作品の説明>
無線綴じ角背紙装上製本を、丸背両袖革装函入りの、底鋲付き疑似背バンド風角背総革装くるみ製本(バッファロー革)に改装。
【本】 背タイトル艶消し金文字入れ、表紙空押し、天小口パステル染め+艶消し金、地小口パステル染め+ホログラム金。
見返しは糊染め(紙袋再利用)。
【函】 背タイトル艶消し金文字入りモザイク、表紙装飾及び背内側は糊染め紙、天地前小口は襖紙、内側支持材はフェルト及び段ボール。

<エピソード、制作時の事等>
コンクールテーマ「金」から、書物の金銭的価値を歴史的に一変させた活版印刷に関するものを作りたいと、DTP生らしく「歐文活字」を選び、慶應大学所蔵のグーテンベルク42行聖書を模した改装本を制作。
応仁の乱以前(!)のゴシック期活版印刷書物に憧れながらも、それとは異なる軽やかさを出そうと造本と装飾を簡略化。
もう少し古美た雰囲気を出せたなら。。。
元の表紙と見返しも改装本の扉や仕切りとして綴込み。
見返しや函の装飾紙は元の表紙に色調を似せました。
テーマに沿って”金具&欧字”(キンプリ)を聴きながら?、天地小口加工、背金文字入れ(築地活字さんより活字を購入)、底鋲金具取付け。
とにかくプレス乾燥と函成形がしづらかったです。
コンクールでは毎回何かに初挑戦しています。
今回は、丸背風の角背仕様、空押し、表紙への底鋲金具付け、MARUMIZU-PEN、丸背の函、革釦(42行聖書風)、造本素材としてのフェルトと段ボールの利用。

<自己紹介>
作り続けないと手がなまる、とのDTPコース参加中の先生からの一言をきっかけに手製本時間がぐっと長くなりました。
考えたり手を動かすとやっぱり手製本が好きなんだなと再認識。
コロナ禍でレッスン受講だけでなく材料入手・展覧会等の見学も非常に難しくなりましたが、DTPや糊染めなどまるみず組リモートレッスンで救われました。
手製本を通じ、紙やデザインや色遊びなどで皆様と関われたなら幸いです。

@yorozuyaCotori


スキル

投稿日

3 コメント

  1. ひだい

    天小口を艶消し金、地小口をホログラム金にしたのは、
    どういった意図があったのか。
    ぱっと見ただけでは違いもあまりわからなかった。
    古びた感じはまったく感じなかったし、
    出そうとしていたことすら説明を読んで初めて知った。
    金具の輝きやペーストペーパーの鮮やかさが印象的なので、
    むしろそちらの路線で押した方がよいのでは。
    ともあれ、函に入れたとき、金具がきちんと収まるのが気持ちよい。
    表紙の空押しも洒落ている。

    返信する
    • ことり百貨店

      丁寧なコメントありがとうございました!
      天地小口の箔の件は、艶消しにするつもりで天から始めたものの着きが悪く、地をホログラムに変えたのです。結局ホログラムもムラができてしまいましたが、天のみヤスリがけからやり直して力尽きました。艶消し天金のイメージから離れられず。
      原因は使ったアイロンの熱ムラと重ね押しできないフィルム箔(フリマサイト入手品)かと。
      今後ともよろしくお願いいたします。

      返信する
  2. 会場コメント

    本のカバーが凄くて、カバーの模様が不思議だった(7歳)

    返信する

コメントを送信

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です