size:153mm×107mm×15mm 96ページ
<作品の説明>
本文印刷が間に合わず、束見本ということにしました。
表紙は、5㎜幅に切った和紙を横糸に見立て、縦糸はラミー糸(和紙の糸)を使用し織りました。
コンクールのお題「金」に合わせて和紙にロール箔をアイロンで貼り付けたものを使用しています。
使用した紙は。
みづほ染紙ほか今までに使った紙の切れ端など。
見返しは、上埜暁子氏の楼蘭紙。
本文用紙はキャンソンクロッキー紙90g/㎡。
見返しを糊で貼らずに済むようにLONG STITCHでかがりました。
かがり糸は、表紙に使用したラミー糸。
<エピソード、制作時の事等>
今年のコンクールには以前知人に貰った作品に使われていた細く切った和紙を織物のようにしていた素材をまねてみようと考えました。
簡易の織機などを準備したのは春先でしたが、結局最後の一週間に慌てることとなりました。
昨年10月からの機織鳥先生のPDFクラスに参加したので、覚えたてのInDesignで本文を準備するつもりでしたが間に合わず(だましだまし使っていたプリンターをだましきれなくなったことにしておきます)。
機織鳥先生、ご・め・ん・な・さ・い。
<自己紹介>
相も変わらず幽霊にもなれない幽霊です。
まるみず組5年目?
毎年のことながら、
紙の選び方・使い方に意表を突かれる。
理屈としてはわかるが、
思いの外、ちゃんときれいにできている。
素材によって応用範囲も広そう。
しかしながら、なぜ「黄金虫」の束見本ということにしたのかは疑問。
表紙にその要素があるわけでなし、
というか、力の入れ具合からすると表紙が主役のようなものなのだから、
たんなるノートということでもよかったのでは。
表紙の素材の作り方が目からウロコでした。自分でも真似して作ってみたくなりました。
素材のおもしろさと、色の爽やかさにひかれました。
表紙を織って作られたということにびっくり。すばらしいです。
表紙が編んであり、細部にもこだわりがあってステキでした。
和紙を織って表紙にするのは凄いと思いました。
織機を使われていたとは思いませんでした。色味と佇まいがとても素敵だと思いました。