07 『かな字典』ニ玄社 改装本

size:194mm×138mm×32mm 456ページ

<作品の説明>
『かな字典』(二玄社)の改装本です。表紙には友禅和紙を使用しました。
箱はもみ紙を使用しています。

<エピソード、制作時の事等>
日本語というテーマで作品に繋がるイメージがなかなか浮かばず、本屋さんへ行ってみたりしました。その時にかな字典を見つけて、初めて知りました。ひらがなって綺麗だなと思ったのと、古本で外側はあまり綺麗じゃなかったので、買って改装しました。表紙の和紙の柄は、なるべく元の箱の柄と似ているものを使っています。窓付きの箱もつけました。すごく個人的な理由ですが、今回はお腹に赤ちゃんがいたので、今までのように材料を探し回ることも難しかったり、長く同じ体勢でいることがつらかったりと、なかなか大変でした。
本以外は家にある和紙のストックを使用したのですが、なんとか様になって良かったです。

<自己紹介>
図書館司書、出版社で本に関わりながら製本をはじめ、現在は印刷会社で働いています。一時期よりは作らなくなってしまいましたが、年に一回このコンクールで製本の機会を作ってなんとか関わりを持っていられています。最近は趣味でのんびり楽しく続けられたらと思っています。


スキル

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2 コメント

  1. 高橋 英世

    とてもしっかりした改装本ですね。
    ただ、本も箱もしっかり作りすぎている印象を受けました。
    和紙などの材料の使い方が素敵です。

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  2. そらまめ書林

    友禅和紙と背の色と箱のもみ紙の色の取り合わせがとてもきれいですね。箱に入れた時の窓から見える柄とタイトルのバランスもよく、製本も丁寧でとても美しい装丁の本だと思いました。

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