01 まだ未来
size:220mm×155mm×21mm 76ページ
<作品の説明>
私家版として造本。
本文:アラベール130k
カラートレーシング95k
マーメイド153k
ラミー16/1
花布
クータ
寒冷紗
2mmボール
NTラシャ
ケース:1mmボールラシャ 友禅和紙
一編一編が独立した作品ということを意識し、各作品ごとに別丁扉がついているように折丁を工夫し、かがりに仕立てました。
<エピソード、制作時の事等>
もともと限定版で同作品を購入していたのですが、各作品が二つ折りになって、綴じられないまま、夫婦箱に入っていました。とても美しい造本なのですが、読むとなると、何かしら不自由なので、一冊本にしてみました。
本文用紙にカード紙の厚い紙を用いたため折り、扉用の薄い紙と組み合わせてつくる折丁つくりの苦労がありました。
<自己紹介>
かねてからやりたかった手作り製本を楽しんでいます。さまざまな工程、手法を精通、熟練するのは並大抵ではできませんが、手工芸の奥深さ、歴史的なことを知るにつけ楽しく、やって良かったと思っています。欲張らず、コツコツ丁寧をモットーに基礎をしっかりやっていこうと思います。
ケース、こんな色と柄の友禅和紙があるのかと驚いた。
シンプルな装丁の本との対比も際立っており、印象的。
ただ、本文が縦書きなのに、なぜ左綴じにしたのか。
なにか意図があってのことかもしれないが、
少なくともわたしには読みにくいとしか思えなかった。
説明を含め、作者名への言及がないのも気になる。
私も同じものを所有しています。
実際何かもったいなくてあまり開くことができないまま保存していたので、
こんな風に仕立てられていると読みやすいですね。すごいな!と感嘆しました。
1冊の本にまとめるという発想と作品のがわかりやすくていいいと思いました。