size:214mm×152mm×32mm 92ページ
<作品の説明>
岩橋清美さん(著)・片岡龍峰さん(著)『オーロラの日本史 古典籍・古文書にみる記録』(平凡社)を改装しました。本書に資料として登場する日本書紀の一部を木簡風に作り、オーロラの古名の一つと思われる赤気と題した函に併せて納めています。
本書を読み進めたときに感じた、古文書を紐解いていくワクワク感、当時の人と一緒にオーロラに驚くような気持ちを、少しでも函のギミックや改装に感じていただけたら嬉しいです。
本:表紙は少し光沢のある紬に四つ目綴じ風刺繍、あんこ入り、綴りは列帖装風
函:帙ですが、中蓋に紙挟み風ギミック有り(マグネット仕込み)
<エピソード、制作時の事等>
本書58頁のオーロラ図をあまりに好きになってしまったため、表紙の刺繍モチーフにいたしました。長らく刺繍表紙に憧れがあり、少しでも挑戦できて嬉しかったです。
函について、帙の中蓋に紙挟み要素を一つプラスしただけなのですが、設計に悩まされ、理解が及んでいないことを痛感しました。使用したマグネットも弱かったです。レジンで赤い爪を自作する予定でしたが、間に合わず心残りです。
いつか本物のオーロラを見てみたいです!
<自己紹介>
なんだかちょっとよくわからない現状です。旅に出たい。
自分のトキメキを表現すること&物理的な設計を楽しんでいらっしゃる感じが、いいなと思いました。とくに木簡風のギミック?が目を引いて、素敵でした。
本をおとしたときにひらかないから
色々な加工や工作もあり、とても手が込んでいると思いました。
存在感
表紙のシンプルな題名から開いていくとどんどんこれは何だ?と興味を惹かれる作りでおもしろかったです。
複雑な構造なのに設計がきっちりしている。スキがない作りで、安心して手に取れる。
美しい作品だなと思いました
オーロラに着目しているのがとても良いと思いました。とてもていねいな作りですばらしい。
和装のようなデザインと刺繍がとてもステキだったのと、帙の構造が凝っている。
小説かと思い手に取ったが、オーロラの日本史の改装であった。木簡モチーフのものもおさめられており、何度もおどろきを与えてくれる作品出逢った。
表紙のくりぬきや本全体のバランスがとても良かったです。
とにかくすごい‼︎想像を超えています
とてもきれいにきっちり作られていて、量産されたうちの1さつかと思いました。
函と本に込められた仕掛けが調和していて、1点ものとしての迫力を感じます。
ノドの赤テープがちらっと見えるのがきれいです。ししゅうなど細かな仕事、ギミックがたくさんあって楽しい御本でした。