size：260mm×295mm×25mm 192ページ
＜作品の説明＞
古来より重んじられてきた赤や模様の持つ力、子供の着物の背にお守りとして施された「背守り」が、これからも大切な人の幸せを願う手仕事として生かされ、次のカタチへ繋がっていくことを願って作りました。様々な色と背守りの豆本を動かしながら、赤い着物箱の丸い窓から組合せを楽しんでください。【素材】料紙、もみ紙、越前和紙、千代紙、ICHIMATSU、製本クロス、麻布、製本糸、和紙糸、インド刺繍リボン、コルク瓶
＜エピソード、制作時の事等＞
着物箱の赤には魔除けやお守りをイメージした手づくりの料紙を使い、豆本の表紙布は一つ一つ色を塗って色と柄と赤の組み合わせを楽しんでもらえるように工夫しました。古来から持つ背守りの意味を表現するため着物形の箱にすることを思いつきましたが、開けやすく見やすい形にすることが難しく四苦八苦しました。また、箱の窓から見えるよう箱の中に豆本をズレないよう並べるため、ケースを一つ一つ作ることに時間が掛かりました。
＜自己紹介＞
より多くに人が元気になれるような作品づくりを模索する中で製本に出会い、基礎科を修了してはや3年。
すっかり幽霊応用生になってしまいましたが、何とか年に2作品は作ろうとマイペースに手製本を続けています。
https://www.instagram.com/miyamary_moja/
外箱のデザインがとてもかわいい。背守りの意味も分かるし、好きなものに取り替えられるのも楽しいと思います。
着物の形に帯、中には豆本、お守りの意味にも興味を持った。
着物をモチーフに、すごく手がこんでいてステキです。よく形にしたなぁと思います。
赤い着物の箱を開けると豆本が一つ一つていねいな作りで感動しました。
はこをあけた時の美しさにハッとしました