size:186mm×133mm×16mm 160ページ
<作品の説明>
表紙はシャーロックホームズが住んでいたベイカー街221番地のドアのイメージで、表紙を開くと部屋の見取り図が現れ、それをめくると物語が始まるという構成です。題名に赤い色SCARLETが入っているので、赤は花布、しおり、タイトルの模様のみとしました。
本文:淡クリームキンマリ72.5kg、かがり糸:16/1、かがり軸糸:16/6、見返し:タスクレエ、表紙:2mmボール、裏打ちクロス
<エピソード、制作時の事等>
本は小さく、字は大きく、でもページ数は少なく、のせめぎ合いで、テキストの体裁を整えるのに少し苦労しました。製本のどのステップもドキドキしましたが、装丁の多いかがりはレッスンで習ったばかりだったので、一番ドキドキしながら時間をかけてかがりました。タイトルは赤の背景に黒字のつもりでしたが、本文中でホームズが題名の由来となる赤い糸の話をしていたので、糸のイメージで赤のラインにしました。
<自己紹介>
本を読むのが好きすぎて、本のことを知りたくて、昨年10月から月1のレッスンに通い始めたのが、製本との出会いです。レッスンクラスで落ちこぼれそうになりながら、先生の優しさとクラスメートの励ましでどうにかついていっています。
表紙のドアと見返しで、本のイメージが作られていて、その会わせ方が美しいと思います。
シャープで色合いも素敵です。タイトルの白地に赤い線と表紙のロイヤルブルーも美しいデザインで好みです。折丁かがり、がんばったんですね!表紙のエンボスもドアのイメージでマッチしています。
スマートにまとまっていて好きです。ロンドンのドアってこんな感じですよね。