034 短歌帳 と制作に至る思考

size:180mm×130mm×3mm 22ページ

<作品の説明>
コンセプトは「持つと少し特別な気持ちになれる短歌帳」

自分の中の短歌のイメージが和であったり、風流・高貴であったりしたので、日本の伝統色かつ高貴なイメージになるよう赤、金、黒、白(薄いクリーム色)の配色にしました。

〔素材〕
表紙、見返し、角切れ:玄紙(ワックス加工)
裏打ち用和紙紙:王国
本文:淡クリームキンマリ
かがり糸:綿糸

<エピソード、制作時の事等>
いきなり製本だけで短歌を表現することが難しく、まずは企画を考えました。
その経緯をせっかくなので「はじめに」として本文に記載しています。
子どもに協力を仰いだのですが、以外と短歌への食いつきが良いことにびっくりしました。
使用者を大人と仮定した装丁を意識したつもりですが、できあがったものを見て欲しいと言われたので、戻ってきたら後半に歌を足してもらおうと思います。

制作過程においては、レッスンで学んだとおりに行おうとしましたが、通販で購入したかがりひもが太すぎて針に入らず普通の縫い糸を使用することになったり、illustratorで本文を作ろうとしたら順番がよくわからなくなったり、表紙の用紙が小さかったので逆算して本文用紙を切るという逆の手順になったり、色々困ったことが出てきてその通りにいかず苦労しました。
なんとか形になってよかったです。早めの準備大切です。

<自己紹介>
書籍が好きでずっと関わる勉強や仕事をしてきました。
それにより、なんとなく近しいものであると思っていましたが、自分で形にするにあたり、まだまだ遠く奥深く勉強をしてもしてもし足りないのだろうと圧倒される思いがあります。

そして、製本は製本会社の方に、本文、加工した付き物を印刷会社から搬入してもらったものを、指定どおりの形にしてもらっています。
手製本とは違う面はありますが、自分で学ぶようになり、改めてそれが、すごいことだなと感じました。
そして、紙選びや加工をどうするかなど、本文以外の表現の可能性を今まで以上に感じています。


スキル

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コメント1件

  1. 会場コメント

    なんか共感できる

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