size:168mm×85mm×42mm 304ページ
<作品の説明>
【外箱】
外側:布(金襴)
内側:布(赤コットン)
タイトル・内側の一部:きらびき・白 116g
【本】
表紙:布(白サテン)
タイトル:きらびき・白 116g
見返し:マーメイド(祝い紅)153kg
本文:里紙(白)70kg
<エピソード、制作時の事等>
寺山修司が自身の生い立ちを綴った自伝的歌集『田園に死す』。
故郷や肉親に対するネガティブな感情を供養するため、先祖の名を記載する「過去帳」をモチーフにしました。
寺山の「作り手と受け手の間にある壁を破壊する」という作風にちなんで、短歌・長歌・散文詩のページにはミシン目を入れ、一枚ずつ切り取れるようになっています。
あなたの嫌な記憶を連想させるページは切り捨てて、都合の良い思い出に編集してください。
<自己紹介>
変わった本を作るのが好きです。
寺山修司の世界観が形になっていて、技術あってこそ成り立つ仕立てと仕掛け。
引きこまれる作品です。
アイディアも寺山修司を選ばれているところも好きです。
寺山修司も大好きですし、このコンセプトにちょっと圧倒されました。破って持って帰りたかったけど・・・無理だった!
本の内容と製本方法が噛み合っていて素晴らしい。夏といえば寺山修司!
発想が面白かった。この本がすべて引きちぎられて捨てられた時に、どうなるのか興味あります。
丁寧に作られていて美しいです。
私も変わった本が大好きなのと、若い頃見た田園に死すの映画のイメージがぴったりだったから。