size:158mm×116mm×25mm 8ページ
<作品の説明>
短歌といえば百人一首。百人一首といえば藤原定家。定家の文字が好きなので、小倉色紙から、文字を真似て墨書き。製本アーティストの山崎曜先生考案の糸綴じ屏風に仕立てた。
この作品の見所は紙。素敵な紙を集めました。
かなの料紙として、鹿児島睦さんデザイン&制作は京都のかみ添さんの雲母摺りのから紙を使用。光に透かすと裏に使用している青色が透けて見える。四方帙にはイタリアのマーブルペーパーを使用。緞子の柄とマーブルペーパーの柄を大胆に組み合わせて、題簽も工夫した。
<素材 糸綴じ屏風>
アクリル板1mm厚 レーザーカッター加工
本文 : 鹿児島睦氏作品・かみ添制作のから紙に墨書(使用許諾について確認済み)
背面 : 紙司柿本で買った青い紙
糸 : 手芸用キラキラ糸・ナイロン=ニット布地用のミシン糸
<素材 四方帙>
表紙 : 貴船どんす 竹屋町唐草
見返 : マーブル紙 イタリア製
<エピソード、制作時の事等>
糸綴じ屏風の中心に透明なナイロンの糸を使用しているのであまり目立たず、仕上がりは良いが、強度については不明なので展示中に開閉しても切れないか検証したい。
今回は、小倉色紙の文字をひたすら臨書することに時間を費やした。本番は予備の紙がないので一発勝負。練習用の半紙と墨の吸い込み具合が全く異なり焦った。
使用許可をくださった、鹿児島睦様、かみ添様、山崎曜様 ありがとうございました。
<自己紹介>
少し前に書道を始めたので、書の作品をさまざまな本の形にするのが最近の目標。
そして、毎年言ってるけど、今年こそパッセを完成させたい。
美しい!!の一言につきます。
和と洋のバランスが素晴らしい。インテリアとして見ても大変綺麗だなと思いました。
作品52と全く逆。残したいものを細やかなセンスと技術で素敵な造形物に仕立てていると思います。エクセレント!
一つ一つの素材がきれい
これは、なに!と驚きを感じた斬新さでした。テグスの透明な糸が作品全体の透明さを集約しているようで、編み目の美しさを感じました。全体の色合いとくっきりとした墨の色が透明感のある作品をぎゅっと締めていると思いました。
この技術で家族の思い出写真を装丁すれば、写真立てのいらないステキな装飾になる。お金出して作ってもらいたい。
とにかく美しい!古文化のようでいて、とても近代的なデザインで、ずっと見ていられます。
とにかくなんと美しい、とため息がでました。
使われている素材が好みです。
四方帙の色がすてき、ナイロン糸での仕上げが美しい。