058 原文で眺める萬葉の短歌

size:170mm×160mm×27mm 208ページ

<作品の説明>
万葉集のアンソロジーです。好きな歌、気になる歌を原文で、一首1ページで見る構成にしました。万葉集なので、和のテイストを出しつつ軽やかな形に、と思ってこの形に製本してみました。表紙の芯材がもう少し固いものでもよかったようです。表紙の布は手織りの絹で、蘇芳、桜、梅、紫根、オリーブ、苅安などで草木染をした紬糸を使っています。最後までどのようなケースにするか迷いましたが、夫婦箱にしたのは、シンプルかつきっちり安全に納めることを第一に考えました。原稿作成が思うように進まず、製本にかける時間がギリギリなってしまいました。やり直し部分が出ないようひやひやしながら、かえって丁寧に作業できたようにも思います。

<エピソード、制作時の事等>
サイズ感がむずかしかった。A5サイズに印刷すると決めた中で、どのようなサイズ、縦横比に仕上げていくかも大いに迷った。正方形だと見開きにしたときに少し横広過ぎる様に感じたので、若干横方向を短くした。
原稿作成が思うように進まず、製本にかける時間がギリギリなってしまったので、やり直し部分が出ないようにと、ひやひやした。

<自己紹介>
本好き。読書も好きだし、物質としての本そのものも好きです。仕事で図書館にいますので、壊れた本を見るのは悲しいですが、修理の仕事は一番楽しいです。修理できる時間はあまりありませんが。


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コメント1件

  1. 会場コメント

    表紙の紬がぜいたく。組版のバランスがよく読みやすいです。

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