065 前途遼遠

size:166mm×120mm×12mm 51ページ

<作品の説明>
和紙、糸、糊
短歌と聞いて思い浮かぶ漠然としたイメージ、掴みどころのなさ、知っていることの少なさと曖昧さがどうにか形になった。

表紙: 百人一首に対する全体的なイメージ。絵札と字札があるのは知っているものの、短歌としての理解は非常に曖昧。
本文: 個々の歌、背景、意味に対する知識があやふやで漠然としており、知っているようでその実、薄紙を挟んだようなはっきりしないもの

<エピソード、制作時の事等>
短歌と聞いて”百人一首“や”ちはやぶる“しか連想できないくらい馴染みの薄いテーマをどう自分に引き寄せるかずっと考えあぐね、その掴みどころのなさを表現してみようとは思ったものの、製本を始めたばかりでどうやって作品にするのかも思いつかない、となかなか八方塞がりの状態でした。
知識不足も相俟って実際の作業も教室で教わった時とは大違いで、次々に問題が起きる刺激的な制作過程でした。

★作成にあたり、株式会社マール社の「カラー文庫 百人一首(編者:マール社編集部)」を使用しています。また使用については出版社からの許諾を得ています。

<自己紹介>
いつか古書や破損してしまった本を直すことがしたくなり、製本を習い始めました。


スキル

投稿日

コメント1件

  1. 会場コメント

    表紙、糸、全ページの加工がとても素敵でした!
    百人一首の解釈もかかれていたのでいつどこで読んでも楽しめそうです!

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