083 たましひの薄衣

size:194mm×138mm×25mm 166ページ

<作品の説明>
ほぐれつつ咲く水中花──ゆつくりと死をひらきゆく水の手の見ゆ

たましひのまとふ薄衣ほの白し天を舞ふときはつかたなびく

菅原百合絵第一歌集の改装本。
タイトルにもある薄衣から製作のヒントを得たため、クロスやはめ込みに工夫をしました。

【材料】
表紙/
クロス用の布(白、ネイビー)
表装用染紙(紺)、ピュアガード

額縁/
タイルシール、かべパテ

<エピソード、制作時の事等>
タイトルに惹かれて手に取った歌集です。
薄衣という言葉の通り、透けるカバー等の元の装丁を生かしたいと思い、表紙にはめ込みました。
芸術に関する歌も多いことから額縁のような装丁になっています。

水を題材にした歌が多いことや透けるような表現を取り入れるため、色付きの和紙で裏打ちを行いました。
元々裏打ちが苦手な上に表装用染紙が薄いものだったため、普段よりも慎重な作業が必要でした。

<自己紹介>
幽霊組員です。普段は中綴じ機を扱っています。
今年は初心にかえって基礎から見直したいです。


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