090 三十六歌仙集

size:97mm×72mm×67mm 192ページ

<作品の説明>
いわゆる三十六歌仙の短歌集です。三十六歌仙の短歌を1冊に3首ずつ一折中綴じ角背の小さな本に仕立て12分冊にしたものを紙丁番でつなごうと考えたのですが時間も根性も足りず、4冊だけつなぎました。
三十六歌仙というと装飾料紙に彩られた「三十六人家集」を思い浮かべる人もいるだろう。16ページに3首だけでは寂しいので加飾をしようにも技術もなければ時間もない、そして選んだ染められた和紙が小さな本に奥行きを持たせてくれたように思います。
本文用紙:うずら紙染 新井悦美 見返し:三椏紙、三椏楮混合紙 堀内綾 表紙:やまぶどう蔓皮入り紙 三浦一之 紙丁番:楼蘭紙 上埜暁子

<エピソード、制作時の事等>
お題の「短歌」に百人一首しか思い浮かばず、時間だけが過ぎ、3週間ほど前に三十六歌仙がいるではないかと気が付き、紙丁番でつなごうとぼんやり考えていたので、短歌をGadaiWikiからコピペして、4の倍数に分冊するためにページ割して、紙を選んで印刷して、折丁を作り終わったら締め切りまであと四日でした。3連休でよかった。
以前のコンクール(2018年)で16冊を紙丁番でつないだけれど、見返し貼りに両面接着シートを使用したため、数年後に残念なことになりました。そのうち角背をつないでみようと思っていたので、良い機会になるはずでしたがおよばず。
紙丁番の端の始末を見返しで隠そうとすると、見返し貼りはつないだ後の作業となります。今回は、4冊を全部つないでから全冊の見返しを貼ったので少々アクロバティックな作業になりましたが、工程を整理すれば12冊も何とかなりそうです。
一折中綴じは、過日工場見学に行った清美堂さんに触発されました。そういえば、最初の宿題も出してないなぁ

<自己紹介>
年度末ギリギリに課題を持ち込み何とか応用に進んだはずなのに…

https://www.instagram.com/hexeauspapier/


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コメント1件

  1. 会場コメント

    和紙がきれい

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