size:111mm×188mm×39mm 50ページ
<作品の説明>
材料:
アラベールホワイト160kg
トレーシングペーパー
ニュートラルグラシン紙
エンカウスティック
和紙
ヨモギ染の裏打ちクロス
昔撮った茨城の実家近辺の写真を蜜蝋(エンカウステック)に転写して本にしました。
クロスは実家のそばで摘んだヨモギで染め、函の裏蓋には母が生前作ってくれた四つ葉のクローバーの押し花をあしらいました。
できるだけ自分に関わりのある素材で作ることを心掛けました。
<エピソード、制作時の事等>
この春に蜜蝋画と転写を習う機会があり、特に楽しかった転写画で本を作りました。
転写のやり方は蜜蝋を塗った紙にカラーコピー写真を裏返しにのせ、スプーンでこすりつけます。
圧が弱いとキレイに写らない為時間と力の要る作業で、作品作りでくたびれてしまったので製本は何も捻らず素直に仕立てました。
グラシンの合紙が蝋にはり付いてめくりにくい為、パウダーを本文の四隅にはたいてサラサラ効果が持続するか検証中です。
完成後に折丁を丸ごと交換しなければならないミスが発覚し、何とかリカバリーできた時は感慨ひとしおでした。
<自己紹介>
最近水フェルトもはじめました。手製本に活かしてみたいことがいっぱいです。
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素材の選び方がよかった。思いを込めて作っていたことが伝わってくる。
一方、本の形が気になった。背が高い。
アルバム製本にしたのは合紙を入れるためだったのだろうが、
それでも工夫すれば本文と高さを合わせることはできたはず。
製本コンクールなので、中身と同じくらい、
その入れものである本にも手をかけてほしかったです。
ふるさとを思う気持ちとかつての記憶との距離がエンカウスティックの色合いとぴったりあっていました。
Beautiful and poetic Book watches the content
モノとしてのかっこいいです。
中身のページを包む表紙のタイトルが良い味わい。
私が作ってみたい型の箱でした。
1頁ごとの手間もさることながら写真そのものに胸をつかれました。サウダージを感じました。ヨモギの染めもクローバーもとてもステキです。
ヨモギ染めのクロスがとても美しいです。
ヨモギ染めがニュアンスがあってとても素敵だなーと思いましたが、その後蜜ロウと転写のお話を聞かせて頂いて圧倒されました!
ミツロウがなんともいえない味があり、よかったです
穏やかな色の表紙に映える赤が目に飛びこみました。
転写された写真の色合いも素晴らしいです。
転写方法がおもしろく、写真の雰囲気やテーマに合っていると思った。
手作りの技術が色々ありステキでした。蜜蝋に転写は味があって良いです。色あいや雰囲気がスキです。