size:250mm×187mm×10mm 44ページ
<作品の説明>
自分の事としての故郷では無く、故郷を追われる人達の生活を知って欲しくてこの本を選びました。
表紙に使用した布は難民テントをイメージしました。できるだけ手にとって欲しいという考えで、あえて落ち着いた感じに仕上げました。
1948年から続くイスラエルの占領下のパレスチナの人々の暮らしを読んでほしいです。
今現在パレスチナは空爆を受け街は破壊され、病院や学校や難民テントまで攻撃を受けています。
占領・封鎖・入植・人権侵害などは1948年から続いています。
食糧支援や医療の支援は滞り、アメリカ主導の「ガザ人道財団」の食料配給所ではイスラエル軍が食糧を求めにやってきた人々に発砲し多数の死者が出ています。
この本が出版されたのが2023年です。その時点でも多くの人々が故郷を追われていました。
その状況の中で暮らす人々・女性の物語です。
パレスチナの事を、故郷を追われる人々のことを身近に感じて下さい。
見返しに使用した紙は。タントH-64 70キロです。
<エピソード、制作時の事等>
写真絵本を使用したので、見返しが無く表紙に1ページ目と最終ページが糊付けされていて、丁寧に剥がす必要がありました。
花布を角背の本にはやった事がなかったのですが、パレスチナ国旗の4色を使い少しサイズが大きくなってしまったと思っています。
<自己紹介>
毎回、何かに挑戦する事を目指していますが、今回は改装する手法よりどうやったら手に取ってもらえるか、この本の内容に興味を持ってもらえるかを考えました。成功したとは言い難いかもしれませんね。デザインは難しいです。





表紙の嵌め込みが難しい形なのにきれいですね!これって何の形だろう?と手に取った方は多かったのではないでしょうか。
私も今回似たテーマの本を扱ったので、気になっていました。
現在のパレスチナを別視点で焦点を当てることが、反対に現実を鋭く考えさせることにつながっている。
高橋さん事前にネットで作品を見て引き込まれました。ハナギレ、すごい!実物を手に取ってみたかったので来場しました。来年も楽しみにしています。“jiyucolore展も出品されますか?今後のご活躍楽しみにしています。