size:143mm×148mm×20mm 45ページ
<作品の説明>
桜の木で糸染めから機織りした布、まるみずツアーで行った東秩父村和紙の里の和紙、少し始めてみた活版、そして、挿絵は薯版画で表現してみました。
染織した布、和紙、活版、薯版画は、「ふるさと」を表現するのに、あたたかい良き素材だと思い挑戦してみました。
内容は、日本には、ずいぶん古くからある郷土玩具にしました。
とても可愛らしい姿、愛らしい顔、木、土、和紙などあたたかい素材で作られた愛嬌ある玩具に、とても心惹かれます。
そして、多くは、その土地に住む人間の祈りや願いが込められています。
人間の営みが見えてきます。
その玩具を見ると、ふるさとを懐かしく思い出す人も多いことでしょう。
そこで、ふるさとの、とくに招福のおもちゃを、薯版画で表現しました。
現在、作り手がなくなってしまったものや、一度なくなったけれど、地域の人々が復活させて現代によみがえらせたものがあります。
それくらい、郷土玩具は、ふるさとに根づいたものなのですね。
<エピソード、制作時の事等>
ふるさと→郷土玩具とイメージした時、さらに素材も、表紙クロスを自分で糸を植染したものを織りたい、
まるみずツアーで行った東秩父和紙の里て購入した和紙も使いたい、活版印刷も使いたい、挿絵は薯版画で作りたい、とつながり構想が完成。
実際に、染めた糸を糸巻きしたり、機織りしたり。
活版印刷に通ったり、小川和紙以外にも、和紙屋さんに通ったり。
薯版画は、芋や天候湿度に左右されながら彫ったり摺ったり。
それが、今回の新チャレンジしたことであり、工夫です。製本に取り入れてみたかったことを、実験的に作ってみた本となりました。
<自己紹介>
製本というスタイルの中には、様々な要素を取り入れることができ、無限に近い発想ができるところが、楽しくてたまりません。
お話を作り、絵をつくり、それに合う装幀を工夫していく、そして、それを見て読んで手にして、しあわせな気持ちになってくれる人がいる、
製本というのはしあわせを運ぶ総合芸術のような媒体。
金属、染織など工芸要素を入れたり、木口木版、薯版画を取り入れた製本を試みています。
https://www.instagram.com/mame.ta323/





表紙布も中の芋版も本文も全てがオリジナルであること、色あい、布の手ざわり感、民具おもちゃのあたたかさが全て調和がとれている。
「好き」の気持ちがあらわれているけれど、対象物にのめり込みすぎず、ふんわりあたたかい距離感から見守られている様子がよく出ていてすてきです。ひと言で言うと「上品」につきます。
なんて素敵なコメントを!郷土玩具のあたたかさを感じていただけて、とてもうれしいです!ありがとうございます🙏✨!
ご自身で染めた糸で織った布の表紙と夫婦箱、版画や文章も手づくりで、素晴らしいです。色あいも福おもちゃのイメージでやわらかくあたたかいです。
細かく見てくださり、ありがとうございます😊!ふるさと→郷土玩具からのイメージか伝わって、とても嬉しく思います!
版画の完成度がすばらしかった。表紙、夫婦箱の布もとても素敵でした。あとがきに誤植?
見に行ってくださり、また、お知らせありがとうございます!
メールで教えてくださったので、修正して2冊目からの制作に備えました☺️!
全体にやさしい雰囲気で願いの込められた郷工玩具にぴったりだと思いました。
ありがとうございます😊!郷土玩具を薯版画で表現した挿絵に合うように、桜の木で染めた糸で織ってみたら、ほんわかした感じになりました。
布もハンもすてきです。
ありがとうございます!挿絵の郷土玩具の薯版画の雰囲気をそこなわないように、布も染織したものにしてみました☺️。