040 『The Complete Book of Flower Fairies 花の妖精たち 愛蔵版』改装本

size:257mm×201mm×17mm 188ページ

<作品の説明>
子供の頃、特別な時に買って貰える、ちょっと大人っぽいチョコレートがありました。
箱の中には、花の妖精のカードが1枚入っていて、大切に集めていました。
カードは手元に残っていませんが、一冊の本にまとめてあるものを見つけました。
何十年も経った今でも、私の創作活動には、この妖精たちが息づいているように思うのです。
そんな心の故郷を、作品にすることにしました。
半革装(山羊革)、自作クロス、トナー箔、三方箔、角金

<エピソード、制作時の事等>
今年のテーマのために用意した題材は2つありました。
もうひとつの方が、直接的に「故郷」にはマッチしていたかもしれませんが、“長い旅を経て、心が帰って行くところ”というような意味合いで、こちらを選びました。
表紙には、自作の絵をプリントしたものを使っています。至らぬ点は多々ありますが、まだこれからも創作の旅は続く、そして心にはいつも子供の頃の憧れを持ち続けたい…と思いながら制作しました。

<自己紹介>
手製本を始めて12年目になりました。
取りつかれたように毎日作業という狂気の時期は過ぎましたが、マイペースで制作を続けています。
ここ数年は絵も描いていて、創作活動は私の人生そのものです。
ヴォーグ学園「楽しい手製本」講師。
毎年書いている「ほのかに色気が感じられるようなものが作れれば…というのも目標」も、継続中。

 https://x.com/MakiMiyagawa


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3 コメント

  1. とうま

    三方箔の芸が本当に細かいです!こんな手法があるのかと勉強になりました。
    こんな美しい本が自宅の本棚にあったらそれだけで豊かな気持ちでいられそうですね。

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  2. Saie

    ご自身で描いた絵をテキスタイルにして、子ども時代の憧れを包む行為が素敵です。妖精のポストカードをソニープラザで見つけてコレクションした事を思い出しました。

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  3. 会場コメント

    花の妖精たちには思い入れがあるので実際に作品を見れて良かったです。表紙や三方箔がキレイです。

    返信する

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