size:185mm×176mm×29mm 189ページ
<作品の説明>
私淑する作家・穂村弘さんのエッセイ集『もうおうちへかえりましょう』(単行本)を改装しました。
「故郷」≒「おうち」と解釈してこの作品を選んだのですが、今回久しぶりに読み返したところ、近年の著作に比べるとフレッシュでラジカルな文体・内容に穂村エッセイの原風景を思い出し、心中勝手に故郷みも感じた次第です。
三角屋根のおうちに見えなくもない和綴じは、ナカムラクニオさんの以下ツイート画像を参考にしました。
https://x.com/6jigen/status/999681389564911617
素材:布、麻糸、和紙、板紙
<エピソード、制作時の事等>
ジャケットに写っている穂村さんのジャージの青、背景(カプセルホテル)の黄色の色味が印象的だったので、表紙の布を青、本文の足の和紙を黄色にしました。
和洋折衷の雰囲気をイメージして作り進めたのですが、良く言えばポップな、悪く言えばあまり哲学の感じられない仕上がりになったと感じています。
<自己紹介>
製本関連の職に就いて5年目になりますが、今なお勉強の日々です。





黄と青の組み合わせに、和とも洋ともつかない作り。
おもしろいし、目を引く。
この本を読んだことはないが、
穂村弘さんならこういう本があってもおかしくなさそう。
表に出ているあの糸だけでかがっているのだとすると、
強度にちょっと不安を感じました。
とてもかわいい。表紙の青がとても良いです。
とても読みやすく、ページがめくりやすくなっている
手製本はめくるのにイメージがあったが、とても読みやすかった。
パッと見た時にシンプルにきれいだと思ったから
本としてすごく開きがよくて、表紙のとじかたもきれいで見て良し、実際の本としても良しだと思いました。
継ぎが綺麗で読みやすくなっていてすばらしいです。