size:180mm×143mm×15mm 60ページ
<作品の説明>
母が新聞などに投稿した文を切り取り集めたスクラップブックを一冊の本にしました。
一枚に一文にしたかったので、15の文章を全て片観音にしました。
本文用紙はビオトープ白90kg
表紙は麻の布を裏打ちして使用しました。
ブックケース必要だなぁーと思いましたが、時間なく断念。戻ってきたら作る予定です。
<エピソード、制作時の事等>
今年85歳になる母が約50年前3人の子育て中忙しい合間に書き綴り、新聞、学校のPTAだよりに投稿した文。
切り取られノートに貼り付けられた黄ばんだボロボロの紙片から、懐かしい山梨の生活。
小さい私、弟、妹。まだ若いあの頃の母の姿が浮かび上がってきます。
この紙片に”本”という居場所(故郷)を作ってあげようと思いました。
読んでいるうちに思い出された、家の庭、通学路で私の周りにあった花の絵を添えました。
<自己紹介>
“まるっと一冊。私の世界にしたい。”
んだな、、と気づきました。
“私の世界”を探しながら作っているんだなーと。完
成した物を見て、なんか自分を確認している感じです。
かなりスモールワールドな私でした。
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技術力があって、コンセプトもしっかりしている。
変に奇を衒ったところがないのも好印象。
作者はケースがないことをマイナスに捉えていましたが、
ケースがないことで気軽に手に取ることができそうだとわたしは思いました。
お母様の文と紙や絵の優しさがよくあっていました。
紙、クロス、タイトル、上品にまとまっていて、本文が片観音開きなのも良かった。おさえめなトーンが好きです。
お母様の文章をまとめられたところ、本文の柄も美しく、文章もよさそうでした。
表紙や本文のデザイン、挿絵が丁寧で、お母さんの文章を尊重している感じが伝わりました。
片観音がきれいに揃っていて、丁寧な仕上がりに驚きました。お母さんの文章をこんな形で残せるなんて幸せですね。
一冊の本として完成されていてきれい。
全体のふんい気が好きです
とてもていねいに想いを込めてつくられているのが伝わってきました
内容が素敵だと思った。無駄なくまとめられていて良い。