072 継体天皇と越前

size:244mm×168mm×29mm 144ページ

<作品の説明>
以前から改装したいと思っていた本で、「故郷」のテーマにぴったりだったので、すぐ作業に取り掛かれました。
内容は古文、漢文で難解ですが、皇位継承問題や歴史に興味のある方には貴重な資料だと聞きました。
仮製本ではいかにも安っぽく、内容に相応しくないと思い、オーソドックスに夫婦函入りの上製本に改装しました。
手前味噌ですが、格段に格調高くなっだと思います。

<エピソード、制作時の事等>
改装素材はすぐ決まったとはいうものの「故郷」という言葉にすぐに返答できるようになるまでには時間がかかりました。
というのは、父はいわゆる転勤族で3~4年毎に引っ越していたので、20歳を過ぎるまで故郷と思うところがありませんでした。
父が退職してから実家に帰るようになり、父たちが調べた継体天皇のことや地域の歴史を知るようになって何十年後かにようやく故郷かなとおもえるようになったからです。
継体天皇も生まれは近江で、お父さんの亡き後、お母さんの故郷、越前に来られたと言います。
58歳で即位するまで国内を治水や灌漑のために巡り住民から慕われ、至る所に史跡や伝承が残っています。
実家の前の花筐(かきょう)公園は佐山姫との悲恋物語が謡曲の花筐(はながたみ)として伝えられているところです。
越前に長く住まわれた天皇ですが、故郷はどこだと思われていたのでしょう?

<自己紹介>
パッセクラス在籍。1年余り休眠中。コンクールをきっかけに製作再開。
途中になっている作品3作を完成させることが当面の目標です。
やればやるほど奥が深く、どんどん深みにはまります。

 なしなし


スキル

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