077 臨 何道州 張遷碑

size:252mm×114mm×28mm 75ページ

<作品の説明>
故郷を愛する大勢の人がお金を寄付して制作した”張遷碑”とは、漢の時代に善政を行った役人=張遷が任地を去る際に建てられた頌徳碑のこと。これを清の時代の何紹基が臨書した、東京国立博物館所蔵の『臨張遷碑・石門頌冊』を手本にした。厚手の半紙を三分の一に切って臨書。和紙の紐で大福帳のような形に綴じた。帙は展示台に使用する。
<素材>
緞子、ロクタ紙(水玉)、半紙(半紙屋e-shop 機械漉き半紙 無印 超特厚半紙 自然色 500枚入)、和紙の紐、こはぜ(煤竹)、墨液 玄宗、筆 あかしや製 皆真

<エピソード、制作時の事等>
折帖のお手本を糸綴じにするためにサイズ等を検討し、大福帳のデザインに決定。
ひたすら臨書をした。本文は、厚手の半紙を選び、裏打ちを不要とした。
帙を展示台にするアイデアは、書道展などで鑑賞しやすいのではと思い制作。
試作品を作る時間がなかったので固定する細工などは、一切なしだが和紙は軽いので自立した。
また、紐で吊るす展示も可能となっているので、今後シリーズ化していきたいと考えている。

<自己紹介>
大学で書道を学んでいます。書道の作品制作というよりも、毎日の練習の成果を気軽に本の形にするために模索中です。
パッセの進捗がなく、今年は危うく幽霊部員になるところでした。
最近は和風の制作ばかりでしたが、先日のリモートレッスンにて久しぶりの革装にうっとり。


スキル

投稿日

2 コメント

  1. 会場コメント

    書体と、表紙の柄の組み合わせが好きです

    返信する
  2. 会場コメント

    重厚な帙がステキです。ご自分で書いてスゴイ

    返信する

コメントを送信

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です