082 芥川龍之介『本所両国』

size:210mm×150mm×20mm 130ページ

<作品の説明>
芥川龍之介の育った両国界隈を本人が歩き、その印象や思い出を新聞に掲載したものを題材にしました。関東大震災前後の界隈の様子も伝わってきます。
また今回は大活字本を意識して、本文にUDデジタル教科書体DP-B、14ポを使ってみました。
素材は糸入り染紙や大礼紙、インクジェット対応の簀の目入など、手持ちの和紙を組み合わせて使い、四つ目綴じの和本に仕立てました。

<エピソード、制作時の事等>
既成の大活字本は読むことに特化していて、シンプルな装丁で味気ないので、読むことを妨げない程度に、手触りも楽しめるものを作ってみたいと思いました。軽く、様々な手触りの和紙を使い、和本で仕立ててみました。今回は函まで作れませんでした。(構想では展示用に本を立てられる函でした)

<自己紹介>
コンクールとポツンとリモートに参加するだけになってしまいましたが、本を作りたい気持ちだけは細々と持ち続けている幽霊応用生です。


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コメント1件

  1. Saie

    和紙を重ねて作られた表紙が魅力的です。

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