088 白壁の町

size:257mm×185mm×8mm 20ページ

<作品の説明>
授業で”四つ目綴じ”を習いながら、ふわっと浮かんだのは、父の故郷、幼い頃よく遊んだ倉敷の白壁、なまこ壁の風景でした。
それを表現できたらと、表紙に凹凸のある壁紙シートを使用、本文前半は思い出の地図や写真が差し込めるようにトレーシングペーパーを袋状に、後半は書きこめるようにラフな紙を選んで綴じました。あの頃の記憶もこのノートに綴じていければと思っています。

<エピソード、制作時の事等>
倉敷の白壁を表現したいと思い、紙をいろいろ探していたのですが、凹凸があるイメージに合う紙が見つからずどうしようと思っていたところ、ホームセンターで壁紙補修シートを見つけ使ってみました。
タイトルは題簽を使うのが一般的なのだと思ったのですが、倉敷のモダンな雰囲気も加えたいと思い、革でタイトルを、それも横書きにしてみました。文字を手書きするのが不得手なので、ダイカットを使ってみました。

<自己紹介>
雑誌や実用書の編集の仕事を続けてきましたが、実際の本作りの現場にはほとんど接点がなかった日々でした。
数年前に御朱印帳のワークショップを受けたのをきっかけに手製本を学んでみたいと思い、教室に通い始めました。


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