size:215mm×215mm×45mm 200ページ
<作品の説明>
和紙工芸家で型染め作家の後藤清吉郎が柳宗悦のすすめで全国の和紙の産地を訪ね、その様子を綴った本。
内容的にも読みたかったので、この本を選び改装しました。
和紙の本ということで表紙には和紙を使い、黄蜀葵(とろろあおい)の花を型染め(もどき)で入れてみました。
天地の小口は型染めではないのですが、葉っぱの消しゴムハンコを作って押しました。
箱は和紙を漉く漉船と箕桁をイメージした木製の箱を作って収めました。
<エピソード、制作時の事等>
型染めを習ったこともないので、去年のカレンダーで型紙を作り、100円ショップの化粧用スポンジを使ってペタペタの自己流です。
木の箱を作るのが思ったより大変で、最初ヒノキを使おうかと思いましたが結局扱いやすいバルサ材で作りました。
重い本を収納するにはやや弱い素材だったかもしれません。
毎度製本以外の部分にエネルギーと時間とお金を取られているような気もしますが、新しいことに挑戦するのを楽しんでいます。
<自己紹介>
何年やっても生まれつきの不器用さと大雑把な性格はどうしようもないのですが、高度な技術に挑戦するのは楽しいし、きれいにできた時の達成感は気持ちいいですね。
アイデアはいろいろわいてくるので、これからも目と頭と手がまともに動くうちは、本作りを楽しんでいきたいと思います。





装幀がいい。小口、花ぎれ!
表紙は、小学生のころ家にあった本を思わせるような、
やわらかな懐かしさを感じます。
表紙の型染めと天地の葉っぱがとてもかわいらしく、目を惹かれました。
あの箱を作られたエネルギーも素晴らしいです。
後藤清吉郎の本は私もいくつか持っています!
デザインも使用された材料もセンス良くて好きです。
箱にときめき、全てが統一されていて美しかったです。
見た目のインパクトと製本には欠かせない和紙の本がステキでした。
型染め和紙が好きなので、まずテイストに惹かれました。天地の消しゴムはんこの模様つけがとてもかわいく、自分もやってみたいと思いました。箱も渋くてよいです!
外装のとろろあおいの上品な黄色が映えて素敵でした。
好きなものへのこだわりが感じられて印象が良かった。
テーマを持ちつつ様々なアイディアと細部まで手の込んだ作りがすばらしいです
和紙のふるさと、小口・表紙箔 全てステキです
箱の独創性、小口装飾と表紙のデザインが合っている。作りも丁寧ですばらしい。
表紙の雰囲気。全体から伝わってきて心ひかれました
和の感じがとてもステキです。
全体の統一された雰囲気が好きです。