size:240mm×190mm×30mm 132ページ
<作品の説明>
中米パナマにある山岳地方の町ボケテで世界最高峰と評価されているGeishaコーヒーが生産されている農園に滞在し写真撮影を行いました。
エチオピアからもたらされたコーヒーの木が、自然環境、歴史、人々の情熱、そうした幾つもの奇跡を経て今パナマゲイシャとして世界で愛好されています。
その香りと味わいは繊細で深く複雑で波紋の様に広がります。
熱帯高地にあるパナマゲイシャの故郷ボケテの農園の環境、美味しいコーヒーを追求するための伝統的生産方法と革新的技術、湿度と温度、立ち昇ってくるアロマ、そうしたものを感じて頂けるブックになることを目指して作成しました。
<エピソード、制作時の事等>
人間の手と自然の共同作業で作られるコーヒー豆、それをなるべく肌で感じられるように、素材として綿布を現地で購入したGeishaを淹れた後の出涸らしで染めて表紙に使いました。
また、日本でパナマゲイシャを輸入しているコーヒー店で使用している麻布をリフォームして写真集のケース(袋)を作りました。
普通のコーヒー豆より大粒でふっくらとしているゲイシャの豆が写真集を袋から引き出すとこぼれ出るようにしてみました。
本文については三方向を山に囲まれているボケテの地の環境を表すために、観音開きをいれました。
途中には短い左右で豆のアップを入れて、実物の感覚を体感していただけるようにしてみました。
<自己紹介>
自分で撮った写真で手製本写真集が作りたくて基礎コースに入りました。
写真と文章を手触りのある物としての本にすること、製本方法やデザイン、サイズ、使用する素材を考えることで物語や世界がさらに広がり、より深く感じられるようこれからも学び工夫していきたいと思っております。





Beautiful presentation
コーヒーに対する愛情と世界観を表現されていました。
とても素敵な写真集だと思いました。
写真のだけで圧倒されました。
コーヒー豆の袋、コーヒー豆、細部にこだわりを感じました。