size:245mm×255mm×140mm 5328ページ
<作品の説明>
メキシコの死者の日(ディア・デ・ロス・ムエルトス)の祭壇(オフレンダ)を模したミニアルバム棚です。
死者の魂が生前の『故郷』に帰る日、そして魂の『故郷』である天国と道が繋がる日に、亡き人を偲ぶために写真を飾り、捧げものをします。
捧げものの奥は引き出しになっており、コプティックバインディングのスペイン語(メキシコ公用語)の単語帳(勉強中)をしまってあります。アルバムの厚みの調整が旨くいかず、棚に収まりきらなかったので、共同墓地に見立てた棚と、隙間に収まる掛け替え用のミニ額縁を作り足しました。
足した箱がかなりぴったり過ぎて、何故あと2ミリ大きくしなかったかと後悔しております。
一部金属プラスティックパーツ以外はほぼ全て手作りです。
タントセレクト1ブラック・タントセレクト10ホワイト=KAMIOLSHOP
グラシン紙プランツ・ブルーム=そ・か・な
オトミ族刺繍柄シーチング・パペルピカド柄シーチング=マーブルマーケット
ストライプ柄ローン2種=nunocoto fabric
花柄シーチング=手芸のハグルマ
オリンパス刺子糸304=作る楽しみ
フェルト・刺繍糸・タッセル=ユザワヤ
ボックスクラッチ・把手・ハトメ・シカゴスクリュー・フラワーワイヤー・ビーズ・クレープペーパーストリーマー・ラドールプレミックス・ポリカーボネート板=Amazon
Cuelvo瓶・ビール瓶・サボテン鉢・サボテンワッペン=Temu
メキシカンピアス=NOENVANObyZAPOTECO
<エピソード、制作時の事等>
コンクールのお題が『故郷』と発表されてすぐ、『死者の日をテーマにしよう』と決め、オフレンダを模したアルバム棚にしたら可愛いな、とまず棚のデザインから始めました。
何個か小型のダミーを作り、今の形に決めました。扉を柄のくりぬきにしたくて頑張りましたが、ボール紙を彫るのは木を彫るよりも大夫面倒でした。
いっそベニヤ板などにした方がよかったのかも。
中身は小さくても本格的なアルバムだったら素敵だなと思い、パーツの多い高級仕様のミニアルバムを作りましたが、なかなかサイズ感が上手くいかず、何回か作り直しました。
軸になるパーツに穴をあける作業が一番難しく、小さいが故にわずかなずれで丁度の位置にならなかったり、裂けてしまったりで、丁度良いサイズを見つけるのに時間がかかってしまいました。
小さなコプティックバインディングの方は折丁が小さいので切るのに苦労しましたが、縫う作業はさくさく進めることが出来て一安心でした。
後は、捧げものを毎日隙間時間にちまちまと作り続けて、飾りつけ、このような形になりました。
死者の日を象徴するマリーゴールドが可愛くできたので、かなり満足しています。
台座の周りにスカルの花瓶がたくさん並んでいるのは、実は台座のぐらつきを抑えるためのパーツを違和感なく見せるための苦肉の策です。
墓地型のアルバム棚がかなりきつくなってしまったのが、反省点です。
アルバムの中身は本来ならご先祖様や亡くなった身近な人々の写真を入れるのがオフレンダ本来の意味に合っていると思いますが、今回はメキシコの死者の日に纏わるスナップを貼り込みました。
私の大好きなメキシコを感じていただけたらと思います。
<自己紹介>
小学校図書館の司書をしています。以前は書店の児童書売り場にも勤めていました。
ただの絵本ヲタクです。修理を出来るようにと製本の勉強を始めさせていただきました。
現在は家庭の事情で中々レッスンに伺うことができませんが、今後も製本の勉強は続けていきたいと思います。
絵本・演劇・音楽・美術・博物・お笑い・プロレス等々、興味のあることに枚挙の暇がありません。
メキシコに憧れすぎて、スペイン語の勉強を始めました。
https://x.com/takenosonoo
https://www.instagram.com/eoli_1703/





5300 pages! Amazing work
すごくこまかくて、存在感⭐︎
にぎやかで楽しかった。家にあるといいなと思いました。
いつもながらすごい作品
作るのにどれくらい時間がかかったのだろう?
娘がクギヅケでした。
ずっとその場で見入っていました。
カラフルだった
ミニチュアのようで、あざやかな作品でした。